幸福食堂|鶴橋の韓国料理屋(コウフクショクドウ)

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韓国料理について Korean Food

韓国料理について


焼肉にユッケ、ビビンバにクッパ…と、日本でも大人気の韓国料理。素材のうまみを生かした和食に比べて、辛さなどの調味料をふんだんに使った料理が有名ですが、韓国料理の特徴についてみてみましょう。


韓国は、、

韓国は領土が三面海に囲まれ、四季があり、農産物や水産物、畜産物が豊富な国です。李朝時代からは儒教が盛んで、目上の人を尊敬する教えの通り、両親はもちろん先祖も大事にしました。年中行事や法事、特別な行事では、たくさんのご馳走を作り、親族や近所の人にふるまう習慣があります。食事をみんなで分かち合い、楽しむ文化です。
また、韓国では、「医食同源」、「薬食同源」と言い、旬の食べ物は薬になるという根本思想があります。 「食生活を正しくする」、「食べることは医の行為で食べたものは薬になる」という考えのもとに作られた料理が多いです。韓国料理を代表するキムチにも10種類の野菜と山海の幸が入っています。


韓国料理の特徴

米食というよりも、食文化的には小麦や蕎麦、高粱、又トウガラシ同様近世になって新大陸から導入されたトウモロコシといった畑作で得られる穀物を主食素材としてきた地域が多いです。
栽培された野菜及び、ワラビ、ゼンマイ、キキョウ(トラジ)といった山菜の消費量が世界的に見ても高く、それらを用いたメニューが多数あります。
又海に囲まれた地理なので、海藻類や魚介類の消費量も多く、魚介類の生食も行なわれるようになりました。韓国では以前は一般家庭では肉よりも魚や野菜を主とした食卓が普通であったようです。 周辺の日本や中国の料理と比べ、スープ類が多く、唐辛子を用いた料理が多いです。
元々中南米原産の唐辛子ですが日本を経由して朝鮮半島に入り、現在の韓国・朝鮮料理に彩りと辛みを添える上で欠かせない食材の一つとなっていますね。
陰陽五行の思想にのっとり、五味(甘、辛、酸、苦、塩)五色(赤、緑、黄、白、黒)五法(焼く、煮る、蒸す、炒める、生)をバランスよく献立に取り入れることを良しとします。


韓国料理の特徴

一食の構成は、メインメニュー(多くはスープ類)に御飯(白米、赤米や、その他の穀物を炊き合わせた雑穀米など)と、キムチ、ナムル等のおかずが数種類という組み合わせです。
食堂ではキムチなどのおかず(ミッパンチャン)は無料で供され、お代わりも自由。粥や麺類等は点心(軽食)とみなされ、おかずの種類が少なめの小膳が組まれることが多いようです。

一般におかず類の味付けには醤油、胡麻油、ニンニク、ネギ、生姜、唐辛子等による合わせ調味料「ヤンニョム(薬念)」を用います。 野菜や山菜からなるナムルは各家庭で常備してあり、毎回の食事で多種類のおかずが食卓に並ぶように配慮するのが一般的。
また、寒冷な気候から保存食である発酵食品が発達しました。テンジャンやコチュジャン、チョングッチャンといった味噌類やキムチ、マダラの内臓を発酵させたチャンジャ等を、各家庭ごとに作ります。